ことのはスケッチ(450) 2016年(平成28年)6月

『ラ・ナシオン』

  大した目的があった訳ではない。日本から一番遠い国に行ってみよう。自分の意志で、アルゼンチンへ行ってみた。
 何を思うのでもないのに、とにかく涙がでてきて止まらない。半年間くらいは、毎日泣いて日が暮れた。
10階ほどの上空に仮住いをしていた。
「ラ・ラ・ラ・ナシオン」と呼ぶ声が地上からあがってくる。「何だろう」。下りて行くと、新聞売りのおじさんだった。
 それからの日々は、新聞を買いに降り、辞書もて、新聞を読もうとする日々に変った。
 自身の自己流の翻訳は、ひとが言っていることと可成り異なることを自覚したけれど、自分自身には自己流を尊重した。
 その思い出の「ラ・ナシオン」、アルゼンチン一の新聞に今回ニノの訪日は「日本見聞録」となって載った。ほんとうにうれしくなってしまったから、まず部分を、原文で掲載する。


Nino Ramella
PARA LA NACION
Domingo 24 de abril de 2016

Hay un punto en este planeta que habitamos que se distingue por sus contrastes, un lugar donde la esencia oriental convive con buenas y malas expresiones de cuno occidental, y la modernidad puede transitarse con ropas tradicionales de origen milenario. Ese aleph que combina opuestos sin provocar chirridos se llama Tokio, cuya area metropolitana es el nucleo urbano mas poblado del mundo, con 36 millones de habitantes.

 
 

 


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